安全にこだわり
「事故ゼロ」を継続させて、
ドライバーと運送業界の
イメージを変えたい。

インストラクター

大林謙太(オオバヤシ ケンタ)

自動車運転免許を取得後すぐに運送会社に入社し、13年間ドライバーとして勤務。 2t車・4t車・大型車・トレーラーに乗務して、一般雑貨・青果物・食品・鋼材等の輸送に携わり、沖縄県を除く46都道府県を走破。トレーラーに乗務中には資格取得にも興味を持ち、2008年に 危険物取扱者(乙四種)2009年 に運行管理者、2011年には宅地建物取引士の各試験に独学で一発合格。また専任ドライバーとして乗務する一方、配車・点呼執行者・倉庫業務なども経験。 現在は、ドライバー経験を活かしたドライバー研修の講師や添乗指導員を担当。月間5人以上提供している添乗指導で、デジタルタコグラフやドライブレコーダーでは確認できない運転中や接客中のクセをその場で指摘し、個別の改善策をすぐに実施。管理者勉強会では「添乗指導報告会」や「ドライバーにとっての良い上司と悪い上司」などドライバーの視点を活かした切り口が好評で、月間30回以上の研修実績を持つ。

略歴
1980年12月生まれ 大阪府出身
資格
大型自動車免許
けん引自動車第一種免許
危険物取扱者(乙四種)
床上操作式クレーン運転
玉掛技能
運行管理者(貨物)
宅地建物取引士

「遅れてはいけない」より「無事に帰らなければならない」。

“怖がり”なドライバーだった私は、「遅れてはいけない」「迷惑をかけてはいけない」「事故を起こしてはいけない」という気持ちがとても強く、出発前にはルートを確認、時間を確認。公道やお客様先の構内では、ミラーで何度も確認、下車して目視で確認。幸いにも、無事故でドライバーとしての日々を過ごすことができましたが、事故を目撃したり、周囲の人から事故の話を聞いたりすることは多々ありました。同僚はトラックを火災で失い、ケガを負いました。顔見知りの他社のドライバーには、二度と会うことができなくなりました。ドライバー時代の私は、「遅れていけない」を何よりも大切にしてきましたが、皆さまには配送先、会社やご自宅に、遅くなってでも「無事に到着しなければならない」、「無事に帰らなければならない」ということを、大切にしていただきたいと思います。

自分の名前をアピールし、名前で呼ばれるドライバーに。

お客様先で、「こんにちは!○○運送です!」と挨拶をすることはあっても、「○○運送の大林です!」といった具合に、自分の名前を名乗るのは苦手…という方は多いと思います。皆さまは「お客様からお預かりした商品をお届けする」という大切な役割を担っているのですから、堂々とご自身をアピールしていただきたいと思います。必要なポイントやコツは、私がしっかりとお伝えします。一方、管理者の皆様は、ドライバーの気持ちに関心を持って、「どんな風に声をかけられたら嬉しいか?」を想像してみてください。ドライバーだった頃「何でお前のトラックはキレイなんだ?」と声をかけられました。当然、私が洗っていたからです。「いつもキレイにしているな」と声をかけたかったのかもしれませんが、言い方が違えば、受け取り方は違ってしまうのです。声のかけ方、名前の呼び方、褒め方、叱り方…日々のコミュニケーションを改善することで、ドライバーと管理者の関係はみるみる良化します。

最初は嫌がられ、後に喜びを分かち合える存在に。

私は毎月5名以上のドライバーに、積載状態で公道を走りながら実施する、添乗指導を行っています。運転中の視線、ブレーキやウインカーのタイミング、クラッチ操作から、室内の整理整頓、お客様への挨拶、荷物の積み方・運び方まで、本当に細かい指導を行います。もちろん、最初はどなたにも研修以上に嫌がられます(笑)。それでも、一緒に車内で過ごしていると、「これで良いですか?」と質問をしてくださったり、仕事上の悩みや、将来への不安など、本音の部分を話してくださる方もいらっしゃいます。「お陰で気持ちがスッキリした」「良い勉強になった」「ありがとう」といった言葉をいただくことがあります。添乗指導を重ねるごとに対象の運送会社様から「お客様から挨拶や対応についてお褒めの言葉があった」といったご連絡をいただけるようになります。そんなときに、インストラクターとしてのやりがいを感じますし、皆さまと同じように嬉しくなりますね。

危ない・キツイを払拭し、運送業界の発展・イメージ向上を。

「運送業界で働きたい」「ドライバーになりたい」そんな若者が少なくなっています。私のドライバーとしてのキャリアは13年でしたが、その間、私に「後輩」ができることはありませんでした。「運送業界は稼げる」「ドライバーはカッコイイ」というイメージは無くなり、「運送業界は危ない」「ドライバーはキツイ」というイメージが定着しているようです。私を育ててくれた業界や職業が、ネガティブに思われていることが残念でなりません。運送業界の発展とドライバー職のイメージ向上のためには、やはり事故を減らし「危険な業界・職業」というイメージを払拭することが欠かせません。そして、輸送品質の向上によって会社を強くし、「安心して頑張れる」「安定して稼げる」職業として認知されることも必要です。管理者育成と安全教育を手がけるプロデキューブのインストラクターとして、人材の育成・業界の発展に貢献し、運送業界への恩返しを果たしたいと思います。

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