「事故ゼロ」の実現に
必要となるのは、
安全運転へのこだわり、
基本姿勢を保ち続けること。

中日本エリア担当

北薗正博(キタゾノ マサヒロ)

前職は大手運送会社にドライバーとして入社して28年間勤務。 入社後はJRコンテナ貨物車のドライバーをはじめ、大型トラックやフルトレーラーによる危険物輸送等、あらゆる商品群の集配業務を12年間担当。 卓越した安全技術と指導力が認められ、1998年に関係グループ会社の交通安全研修所「クレフィール湖東」にインストラクターとして出向して7年間勤務後、同研修所の所長を3年間務める。 その後はフォークリフト運転技能講習の実施管理者および講師を4年間担当するなど、社内教育はもちろん、「共に育つ(共育)方針」で社外向けの安全教育に14年間従事。 2012年に現場復帰後は、グループの運送会社3社の安全課長として、プロのドライバーおよびオペレーターを目指す教育と、プロを育てられる管理者の育成に注力。 独立行政法人自動車事故対策機構NASVAの運行管理者一般講習の講師であり、国内では珍しい“けん引第二種免許”までをも保有するインストラクター。

略歴
1957年12月生まれ 鹿児島県出身
資格
大型自動車免許
けん引自動車第二種免許
危険物取扱者(乙四種)
小型移動式クレーン運転
玉掛技能
フォークリフト免許
運行管理者(貨物)

車を大切にし、安全運転基本姿勢にこだわることで事故は減らせる。

私のドライバーとしてのキャリアは、古い6トン車からスタートしました。長年使ったトラックでも、タイヤをしっかり磨きあげて黒々とさせておけば、見た目は随分と良くなり、お客様の印象も変わります。また、常にタイヤを綺麗にしておけば、「縁石などでタイヤを擦りたくない」という気持ちになりますので、自然と運転が慎重になるものです。
12年にわたってドライバーを務め、フルトレーラーにも乗車していましたが、1度も事故を起こすことがなかったのは、「車を大切に」という気持ちがあったからだと思います。また、安全運転基本姿勢が崩れてくると、おのずと安全への優先度が低下して、確認と操作にも大きく影響します。“愛車精神”を持ち、車両美化の継続と安全運転基本姿勢のこだわりで安全第一を常に心がけることは、プロドライバーにとって必要不可欠なことではないでしょうか。

運転技術が認められ講師に。そして、インストラクターへ。

入社して12年間「無事故・無違反」を継続、ドライバーコンテストで上位入賞を果たし、滋賀県にある交通安全研修所のインストラクターに就任。7年にわたって、トラック、バス、乗用車の一般ドライバーや管理者、事故を経験したドライバーに、安全対策と運転技術の向上のための指導を実施。その後、所長として3年間勤務しました。のちにフォークリフト運転技能講習実施講師兼管理者として通算4年間任務に当たり、2011年には国土交通省からの要請を受け、カンボジアに日本のフォークリフト運転技能講習実施状況案内と、フォークリフトの運転・操作の講師として派遣されました。自分の経験や運転技術をもとにしたアドバイスに、「なるほど」「ありがとう」といった反応があると嬉しかったですね。しばらくして、実技だけではなく、言葉でも安全運転の考え方、取り組み方を伝えるプロデキューブのセミナーを受講し、「これだ!」と痛感。28年間勤めた大手物流会社を退職し、プロデキューブのインストラクターとして参画しました。

一緒に、楽しく学びながら、悲惨な事故を防ぎたい。

事故の発生は、決してドライバーだけの責任ではありません。「ドライバーへの適切な指導・教育ができていない」ことが事故の原因のひとつであり、それは、運送業界が抱える大きな問題であると考えます。現場のドライバーや管理者の皆さんだけでなく、経営トップも一緒になって、交通事故防止と輸送品質向上の実現に向けてベクトルを合わせて欲しいものです。まずは、第一線で活躍するドライバーに、悲惨な交通事故だけは起こさないという強い意志で、取り組んでいただけるよう努めていきます。
私自身、ドライバー時代は研修や勉強会といったものが好きではありませんでしたので、できるだけ楽しく、一緒に学んでいけるように心がけています。できることなら、各都道府県にプロデキューブの拠点を設け、一般ドライバーの方までを対象にした安全運転に役立つ研修・勉強会・添乗指導を提供することが夢です。

安全運転への認識向上と責任感の醸成に取り組みたい。

事故ゼロの継続に欠かせないのは、何も特別なことではなく、「常に基本姿勢にこだわる」ということです。いくら技量を磨いても、安全運転基本姿勢へのこだわりが足りなければ、安全運行を継続することはできません。また、安全に妥協することなく、常に他者(他社・他車)から見られているという気持ちでハンドルを握ることが大切です。中高年齢者ドライバーが増える中で、今後は準中型自動車免許の新設により、18歳以上で普通免許の試験がなくても取得できますので、運送事業者の高校新卒者雇用が促進され、ドライバー確保にも好影響をもたらすと予想されます。若年ドライバーの安全運転について考える場合、技量の指導もさることながらプロドライバーとしてのこだわり、ハンドルを握ることへの責任感の教育がより重要になると思います。年齢・経験を問わず、研修・セミナーを通して、安全運転に対する認識向上と、事故ゼロへの責任感の醸成に取り組みます。

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